職場でいじめられている人、希望を捨てないでください。
今から僕が職場でいじめられていたのを法的に解決した体験談を書いていきます。
僕の職場いじめは正直壮絶でした。そんな壮絶な職場いじめを法的にどう解決したのか。
諦める前にこれを読んでほしいという理由も書いていきたいと思います。
それでは、体験談を少し見ていきましょう。
目次
職場いじめを法的に解決した僕の実体験!

これは僕が働き始めてしばらくしてから起きた事件です。
事件というか・・・・悪夢でした。
僕は3回転職しており、この話は2社目から3社目の会社に行った時の話です。
3社目の会社から僕はIT商社に転職しました。
1社目の転職理由は給料が低いという理由でした。まぁ普通の理由です。
2社目の転職理由はなんだか合わないという理由。これは結構やばい理由だった気もします。迷惑かけたな。。。
そこで入った3社目が地獄でした。
営業数字に先輩、上司からパラハラの連続の日々

3社目はよくある、大会社のグループ会社のようなところで、業績は親会社へ販売しているものがあるため安定していました。
しかし、営業に関してはかなり独特の雰囲気がありました。
独特というといい感じに聞こえなくもないですが、言うなれば体育会系・・・そんな爽やかなものじゃないな、う〜んなんやろ。
陰湿でパワハラが肯定されるような雰囲気をもつ会社でした。
下記が僕がされたパワハラの一例です。
・昼休憩中に「面白い話をしろ」と強要され、話ができないと肩パン(肩を思いっきり殴られる)される。
・依頼された仕事を終えて9時ごろに会社を出たら「なんで家に帰った?仕事やる気ないのか?」と怒りの電話がかかってくる
・食事中数人の先輩に「何か話をしろ」と強要され話すと「お前と話すとイライラする」「面白くない」と暴言をはかれる
・社内の飲み会を断ったら思いっきり肩の部分を殴られる
・業務中に先輩から「俺はお前の10倍忙しいから寝ずに、ご飯食べずに働け」と怒鳴られる
・わからない部分があり、聞きに行くと「自分で考えろ、お前何いってるのかわからない」と言われる
・道ですれ違ったら蹴られる
・週に3日〜4日飲み会があり、そこで長時間説教される
生きてるのが不思議な感じですね。
この時、複数人の上司や先輩からパワハラを受けており、思考能力が停止しかけていました。
睡眠の時間も徐々に短くなっていき、最終的に一睡もせずに出社することもあるほどでした。
最後の方は週の平均が2〜3時間睡眠だったと思います。
唯一安心できるのが金曜日の夜と土曜日くらいでした。
仕事も何をしているのかわからなくなり、単純なメールや資料作成、見積書作成などができなくなるほどでした。
仕事ができなくなればなるほど、悪化していくパワハラ。
そのパワハラを受けている僕の周りには他の社員の人も数名いたのに、見て見ぬ振りで最悪でしたね。
しかしこんな時にもすぐに仕事を辞めなかった自分がおり、結局そのパワハラには1年ほど耐えました。
実際には徐々にいじめがエスカレートしていった感じですね。
パワハラされてもなぜすぐに仕事を辞めなかったのか?

パワハラが激化した時にすぐにやめればよかったのですが、踏みとどまりました。
なぜかって?
それは
自分が悪いと思っていたから
です。
自分をひたすら責めていました。
それもそのはず、経験豊富?な色々な先輩や上司から「お前は仕事ができない」と言われるので自信なんてかけらも残っていませんでした。
「おれは仕事ができない・・・だからいじめられる」
こんなロジックにはまっていましたね。
自分が悪いと思っている人間は、辞めないですね〜
次の会社に行っても自分が悪いから、また同じ事になるって思い込んでしまうものです。
※関連記事
「どこの会社行っても厳しいから」は聞き飽きた、おれの考えはこれ!
目が覚めた今だから、これを読んでくれいている、もしかしたら僕と同じ境遇にいる「あなた」へ言いたい。
「あなたはな〜〜んにも悪くないです。」
悪いのは暴力、いじめ、パワハラ、セクハラ・・・全部これです。
そしてこれを平気で行なっているあなたの先輩や上司です。
自分を責めるのはやめてほしい。
「あなた」と同じ体験をした「僕」が言うので信じてください。
僕はこの事件から考え方がガラッと変わったのを覚えています。
怒り=コントロール不能な状態

ぼく、怒りってコントロール不能な状態だと思うんです。
「怒り」って本当に簡単な選択肢です。
それ以外のより良くする方法を考えなくていい。
とっても楽な選択肢です。
つまり「あなた」を怒っている先輩や上司はあなたをより良くする方法は「怒る事」と思っているわけです。
すごく短絡的に感じませんか?
「あなた」を良くするためには「怒る事」の他にも「教える事」「仕事の環境を整える事」「やり易いようにリードしてあげる事」など色々な事があるはずです。
なのに「怒る事」しか選ばない、いや、選べない。
なんて短絡的で知性に欠けるんだって思ってしまいました。
いま仕事を辞めずにこの記事を読んでまでも現状を改善しようとしている「あなた」は楽な選択をしている上司や先輩なんかの100倍賢明ですよ。
職場でのパワハラにたえることは決して楽なことじゃない。
解決の糸口も探すのは困難。
そんな中でも諦めていない。
あなたは素晴らしいとわかってほしい。
現状は辛いのはわかりますが、この記事を読み進めてくれるなら解決策が見つかるかもしれません。
文章を通してでも、ここで僕らが出会ったのは何かの縁だと思います。
それでは、ぼくがどのようにこの職場いじめを法的に解決したのかを見ていきましょう。
職場いじめを法的に解決した方法とは?

結論から言うとぼくが使ったのは「個別労働紛争のあっせん」という方法です。
職場において、働く個人(労働者)と事業主(使用者)との間で、賃金、解雇、配置転換など労働条件に関係してトラブルが発生し、当事者間で解決を図ることが困難な場合は、各都道府県労働委員会において、労働問題の専門家である委員によってトラブルを解決するお手伝いをいたします。
なんだか、かたく書いてはいますが、「あなた」と「会社」との間でトラブルが起きた時に使う事ができる手段の事です。
ざっくり何ができるかと言うと、労働問題の専門家たちがあなたと会社の間に入り、トラブルの解決をします。
このトラブルはパワハラ、いじめ、セクハラのみではなく、賃金未払い、超過労働など様々です。
※あっせんに関してはページ最下部のまとめにリンクを貼っています。
※あっせんなどの申請や案内はページ最下部のまとめにリンクを貼っています。
ちなみにぼくが電話したのは下記の「職場のトラブル相談ダイヤル」です。
下記に電話しても、あっせんの案内をしてくれます。
平日11時〜14時なのでお昼やすみなどでもかけること可能です。
このダイヤルにかけると社労士さんが相談に乗ってくれます。
ぼくがラッキーだったのはこの電話でめちゃくちゃ親切な社労士のおじさんに当たったことです。
社労士さんはあっせんやトラブル解決を成功報酬で手伝ってくれます。

社労士さんとは電話の後、面談して実際にあっせんを行なってくれました。
結局お金かかるのかよ!って感じですが、この相談ダイヤルは何もお金目的で設けられている訳ではないです。
この相談ダイヤルは救済の側面がかなり強いと僕自身体験から感じました。
パワハラ、セクハラ、時間外超過労働など命を失う危険のある問題に近年発展しています。
それをなんとか食い止めるという方向で設置された相談ダイヤルなので、金銭面では相談に乗ってくれるし、面倒な営業なんかかけれなかったです。
この辺りが僕が弁護士さんに頼らなかった理由の1つです。
ぼくが弁護士に頼らなかった理由

ぼくが弁護士に頼らなかった理由をまとめてみました。
・費用を調べる体力がなかった
・相談3回まで無料などがあったが、3回も行く元気がなかった
・費用がかさむと辞めてから金銭的に大変だと思った
・ビジネス的な匂いがした(ぼくの偏見?)
・すぐに裁判にしようとする
・裁判する体力がない
・パワハラの証拠(診断書など)がなかった
パワハラで毎日ヘトヘトなぼくに裁判する体力も、費用を調べる頭も、それを賄うお金も残されてませんでした。
また裁判を行えるだけの証拠を自分が持っていなかったのも問題でした。
でも、こんな状況で悩んでいる人結構いるのでは?
弁護士と聞くとどうしても「高額」なイメージがあります。
そんな中ぼくが使った「あっせん」は無償です。
ただし、社労士さんにあっせんの手伝いをしてもらったぼくの場合は報酬の10%などの規定がありました。
ケースバイケースなのかもしれませんが、弁護士さんより安い可能性が高いし営業かけてくる感じが一切ないです。
社労士さんによって違っていたらごめんなさい。
ここでぼくが知り合った社労士さんは特に熱心で、ぼくのパワハラ内容がひどすぎて、飛んできてくれました。
面談して事情を話すと社労士会、労働局、警察署、労働基準監督署など様々なところへ出向き被害届など手続きをしました。
社労士さんや「あっせん」をするとこんなメリットかある

社労士さんのメリットは下記になります。
・あっせんの手続きを行なってくれる
・会社とのやりとりを代理で行なってくれる
・会社の人と合わなくて済む
・弁護士費用よりも安くつく場合が多い
そして「あっせん」のメリットは下記になります。
・会社から示談金をもらうことができる(ケースバイケース)
・労働の専門家(ぼくの場合は弁護士や大学教授)が訴えに対して会社とぼくの意見を調整してくれます
・自己都合退職可能
・会社の人間とあっせん時に会うことは一切なく、部屋に入れ替わり立ち替わり個別に専門家と話し合う
「あっせん」に参加する学識者とは弁護士さんや大学教授などです。
この方達は会社側や労働者側どちらにつく訳ではなく平等な立ち位置ですが、基本的に労働者が立場的に弱い為、労働者目線に立ってくれていると感じました。
またあっせん時に会社側の人間と議論する必要がないのも負担がかなり少ないです。
常に下記のような話し合いになり、部屋が同じになることはないです。
あっせんの専門家ー労働者
あっせんの専門家ー会社側
あっせんの結果僕はどうなったか?

このあっせんの結果僕が勝ち取ったものは下記になります。
・示談金120万
・半年間の傷病休暇(休職)
・半年間の傷病手当⇨月13万ほど
逆に社労士さんを使うことで出て行ったお金もあります。
・120万×10%=12万
⇨成功報酬代金
・立会い書類作成等3万
合計15万
120万ー15万=105万残り
金額に関しては社労士さんでピンキリの可能性もありますが、ここはどこまでやるのか全然相談可能だと思います。
内容によるかもしれませんが、弁護士さんを使っても50万〜100万の示談金になるはずなので、社労士さんでも全然結果は違わないと思いますね。
僕はこの方法を使って危機を脱した訳ですが、合わせて行っておいて欲しい事があります。
それは転職活動です。
どんな時でも転職活動を並行してやるべし

どんな時でも転職活動を並行してやってください。
これは僕の経験談ですが、絶対にやるべきです。
やるべき理由は下記になります。
・今の会社を退職することになっても他の会社があると思うだけで心が安定する
・退職後は3ヶ月以内に職場を決める必要がありとっても焦るのでそれを見越して会社を選べる
・実は今めちゃくちゃ転職市場の求人が多い
・退職する前に色々な会社を見る事ができる
「転職活動ってまだ退職もしてないのに、やる気出ません・・・」
なんて言ってそうですね。
これは先延ばしにする事で、問題がもっと大変になるいい例ですよ。
退職してしまうと途端に転職ブランク3ヶ月が迫ってきて、焦ります。
この時みんな思うんですよ
「あぁ〜早めにやっておけばよかった・・・」って。
こんな事になるのは一目瞭然なので、この記事に巡り合った今やって欲しいです。
会社が大変でストレスを抱えて転職活動なんかする気になれないってのは、ものすんごくわかります。
でもね、もう一踏ん張りしましょうよ。
会社のパワハラでボロボロになって、会社を自己都合でやめる事になって・・って自分ばかり失う日々はもうやめましょうよ。
今度はいい会社つかみに行きませんか?
今度こそいい会社選びましょうよ。
そんな希望を持ちながら退職するなり法的な解決にのぞんでほしいなと僕は心から思います。
ちなみに僕がオススメする転職サイトは下記になります。

このサイトでは転職するにあたって無料の会員登録がまず必要ですが、その後にリクルートが開発した強み診断を受ける事が可能です。
この診断ではあなたが今まで気づかなかった意外な「強み」を知る事ができてとてもオススメできます。
今回パワハラで苦しんでいて、とても大変だとは思いますし、パワハラなど100%会社が悪いと思います。
しかし自分自身もっといい会社を選んでおけば・・・なんて事を思いませんか?
僕はめちゃくちゃ思いました。
・自分もなんで確認せずにこんな会社に・・・
・自分自身の自己分析が足りてなかった・・・
・もっと色々調べておけば・・・
「こんな診断で自分の何がわかるんだよ!」って吐き捨てていた、自分を猛烈に責めた記憶があります。
だから今これを見ているあなたには同じ間違いはして欲しくないです。
僕の経験を活かして、この現状から抜け出してほしい。
サイトの中を見るとあなたの視野も広がって安心できると思います。
ぜひ試してみてください!

まとめ
いかがでしたでしょうか?
現在の僕はめちゃくちゃハッピーに暮らしています。
あっせんの後にいい会社に就職する事でき、今は自分を傷つける人なんて誰もいません。
悪夢にうなされる事もない。
皆さんも悩んでどうしようもないのであれば、僕の体験談を参考にしてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
あっせんなどの申請は下記の各都道府県の労働センターへ連絡し行なってください。
ページに入ると下の方に都道府県が選択できるようになっているので、最寄りの総合労働相談コーナーへ連絡してください。

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